もしもシリーズ

もしも、ギルドのメンバーがRPGやったら??

≪其の第一弾≫

 

 

ここは・・・とある国、

その名も、『ギ・ルド』

と呼ばれた国の出来事です。

 

 

ここの国の、

それはそれは、

大変美しい姫君が、

侍従を従え、

 

魔物退治をした・・・・

 

と、そう言うお話です。

 

 

 

お:ち、ちょっとねえ?待って下さいましよ。

  こんなの・・・・こんなのって、やる意義がございますの??

 

婀:まあまあ、姐上・・・、然様に、角を立てられずとも・・・。

  これを書いている者が、たまにはこのようなものも、やってみようではないか・・・

  と、そう言うのでありますから。

 

お:し、しかしですねえ?!

  ま、まあ・・・わたくしが『プリンセス』と、言うジョブなのは、ともかくとして・・・

  他の方々はどうなんですの?

 

婀:妾は、『エクス・ワイヤー』と申す者のようですな・・・。(キャラ表じっと見て)

 

お:なんなのです?それ・・・・って。

婀:別称『君主を護る者』の事のようです。

 

お:はあ・・・成る程、それで?

婀:他の者達は、『旅で仲間にする』と、なっているようですな?

 

お:ふぅん・・・それじゃあ、旅に出なかった場合は?

婀:それではシナリオが進まないではないですか・・・(^^;;)

 

お:あ゛・・・やっぱし?

  それでは、出掛けるとしましょうか。

婀:ハハッ!

 

 

<第一章:旅立ち>

 

 

お:それでは、まずどこへ参りましょう?

婀:ふぅむ・・・まあ、常套としては、城下の酒場で、情報の入手なり、仕事の依頼なり、仲間を加えるものなのですが・・・・

  果たして、ここではいかがなものなのでしょうかのぅ?

 

お:ふぅん・・・・じゃ、それでは、早速参りましょ。

婀:あぁ、その前に御召し替えを。

 

お:必要なんですの??

婀:い、一応・・・そのような格好(フリフリのドレス)で出回るのは、いかがなものかと・・・。(-フ-;;)

 

お:分かりました、それでは、着替えましょ。

 

 

(全くといっていいほど、RPGの知識を兼ねそえていない ぷりんせす・おひぃ さん、付き従う エクス・ワイヤー の婀陀那さんも、

説明に一苦労のようです。

 

そして、ここで、おひぃさん、城内で着ていたフリフリのドレスから、かなり動きやすくなった衣服に・・・・

もう一方の婀陀那さんも、要所要所を金属で、補強した革製の防具に身を固め、愛用の大剣『ジグムンド』を携えます。)

 

 

婀:さて、これで妾達も、一介の旅人ですじゃ。 努々、用心を怠りませぬよう。

 

お:そうですわね、では参りましょう!

婀:ははっ!

 

 

 

(城下の酒場『シャングリ・ラ』にて・・・)

 

婀:ああ、マスター、ここ最近、なんぞ情報でもないものかの?

 

我:はい、いらっしゃい・・・。 え?はい、じょうほ・・・・あ、ああっ! あ、婀陀那様、じ、実にお懐かしゅう・・・!

 

婀:・・・・我矛羅よ、今はそのような事は、どうでもよいから・・・。(-ブ-;;)

  どうなのだ?

 

我:あ・・・っと、そうでしたね。  え~~~っと・・・・ここ最近では魔物討伐が一件ありますが、

  その前に、パーティの内容、充実させた方がよくはないですか?

 

婀:ふぅむ・・・では、仲間を探しておるのはおらぬか?

我:ちょーッと待って下さいよ・・・・ああ、丁度今、二名ほどいますが、早速会われますか?

 

婀:うむ、頼むぞ。

 

 

(その4・5分後)

 

我:この人達です。

 

 

サ:オレは、『サムライ』のサヤだ、よろしくな。

臾:ほいでうちは、『武闘家』の臾魅や、よろしゅうな?

 

 

お:は・・・・あなた達でしたか・・・。

  わたくしは、てっきりステラさんか、Jokaちゃんだと思っていましたのに・・・。

 

 

サ:あぁん?!不服か?

お:い・・・いえ、別に・・・そういうつもりで言ったのでは・・・。(^フ^;;)

 

婀:(はは・・・(^フ^;;A) ところで、社主殿は見かけませなんだか?

サ:ああ?そういやぁ、スーさんなら、二・三日前まで、ここで飲んだくれてたぜ?

 

お:は・・・そうなのですか・・・。 あの人の、ここでの役割・・・ってなんなのでしょうね?

婀:(なんかイヤ~~な予感が・・・・、ラス・ボスでない事を祈るばかりじゃのう・・・)

 

臾:そいやあ、Jokaはんも、見てまへんですなあ?

婀:(・・・・そっちの危険性もあったか・・・・、早いうちに現れて、妾を安心させてもらいたいもの、なのじゃがのぅ・・・・。)

 

お:あら、婀陀那ちゃん、顔色優れないけど、どうかしたの?

婀:え゛っ?!(ギク!!) い、いえ、き、気のせいでありますよ。

 

お:そう・・・・あら、可愛い。

 

 

(と、そこへ、一匹の可愛らしい、 猫 がおひぃさんの元に、駆け寄ってきたのです。)

 

 

猫:にゃーにゃー!(すりすり)

 

婀:ほう、どれどれ・・・・成る程、愛らしゅうありますな。

  (・・・・に、しても一匹とは・・・・コみゅ・乃亜殿ではない、ということか?)

 

 

臾:はぁ~~ん・・・にしても、えらい人懐こい猫も、おったもんねや?

 

猫:にゃー!にゃー!

 

 

 

我:ところで、婀陀那様たちは、四人で登録なんで??

 

婀:いや・・・それがのぅ・・・。

お:あと一人、いなくちゃならない、 バカ がいるんですのよ。

 

我:は・・・・はは・・・・。(バ、バカ・・・って、ひょっとして・・・・)

 

 

(すると、ここで一枚のボロを纏った、飲んだくれの男が入って・・・・って・・・(^^;;)

 

 

ス:にぇぇ~~い!皆、ヤッテル、ヤッテル?!(うィ~~っ)ステラちゃん、ヤッテルヤッテル!!(ジミーか、おまいは・・・・(^^;;)

 

婀:はぁぁ~~~っ・・・・(何をやっとるのじゃ、この男は・・・・) あ、頭痛くなってきた・・・・。

 

 

お:なにヤっとんのじゃ~~~ッ!!##

ドガシャアッ!

(いきなり、 ウエスタン・ラリアット (^フ^;;)

 

ス:ぺぴ?

 

お:おほほほ、失礼、今見つかったトコです。 五人で、登録の方、お願いいたします。

ス:・・・・・・。(◎フ◎)~゜(ぴょぴょ)

 

我:あ゛・・・・は、ハイ・・・。(な、なにヤってんすか、御前・・・(―フ―;;)

 

 

 

サ:おい、臾魅・・・。

臾:なんでっか?ドン。

 

サ:お前、おひぃのヤツとクラス・チェンジしろ。

臾:はぁぁ~っ?!そ、そらちと冗談きついでっせ??

 

サ:だったら、今のあいつの一撃を、越えるものを出すこったな。

臾:そ、それも、難しいもんでんなァ。

 

 

 

婀:あ、姐上?す、少しは自重して頂かないと、妾達の立場というものが・・・・。

お:あ・・・・っ、つい反射的に・・・・。 分かりました・・・・以後気をつけます。(こほんッ)

 

 

(おひぃさん・・・・無意識下のうちに放った一発が、こんなにも反響呼ぶなんて・・・・

ま、まあ、されるヤツも、されるヤツですが・・・・ (ねぇ・・・・)

 

それよりも、よせばいいのに、この男・・・・起きてまだなんかするようでっせ?)

 

 

ス:お、おほ~イテ、一体何するだかね、このお人は・・・・。 このっ! 大賢者 ステラ様に対して!!

 

サ:はぁぁっ?!スーさんが “大” 賢者 あぁ?? あんた、さっき打ち所でも、悪かったんじゃあなかったのか??

臾:せやねんなぁ・・・・身の程知らず・・・・っツーか・・・(―フ―;;)

 

ス:ムッ!そんなに信用せんなら・・・見たまいっ! このワシの起こす奇跡ををっ!!(くわぁァッ!!)

 

婀:ぅぬっ・・・・(ほ、本格的じゃのぅ・・・・)

 

ス:これ、店の主人・・・・卵を・・・・。

我:へ・・・へい・・・。

 

 

お:(ゴ、ゴク・・・) (ま、まさか・・・・この人、卵を孵化させる気じゃ・・・・) (どきどき)

サ:(ゴク・・・)

臾:(ゴク・・・)

 

(この・・・・皆が、固唾を呑む一瞬・・・・この男が起こした奇跡とはぁぁッ!!)

 

カツンー☆                パカ・・・・

じゅぅぅ・・・・・っっ・・・

 

ス:ほい、目玉焼きの出来上が・・・・・

 

ド・バ・ごぉぉッ!-☆

(おひぃの、見えぬ 光速拳 炸裂・・・・(^フ^;;)

 

臾:あっ・・・・ち、ちょっと・・・・ステラはん?(かくかく)

  あ・・・・アカン、この人、さっきので瞳孔開いて・・・

 

婀:まぁ、心配せずとも・・・・フンッ!(ゴキンッ!-☆)

 

 

ス:お゛っ?!おぉ~~・・・・な、なんか今、川の向こうのお花畑で、女の人が手ェ振ってたじょ・・・・。 

 

(おマへ、そりゃ臨死体験・・・・って(^^;;)

 

お:今度・・・・こんなくっだらない事したら、その川、渡っていただきますからネッッ!!#(ペキポキー☆)

ス:は・・・・はひ・・・。

 

 

サ:んにしてもよぅ、さっきのスーさんの?全然説得力ないのに、今の、おひぃの・・・・って、めっちゃあるよなぁ?

臾:そいよかやぁ、このキャラ表・・・・まちごうてへんのやろか?

 

婀:ふぅむ・・・じゃが、しかしのう、今のままだと、これで、あっておるはずなのじゃが・・・・

 

サ:ん、まあ・・・・あの二人(おひぃとステラ)は別として、この猫はなんなんだ?

 

猫:んにゃ?

 

 

婀:ふむぅ・・・・。

  (ん?待てよ・・・? もしかして・・・・成る程、案外、そういうことやも知れんのう。)

 

  ま、まあ、この猫の詮索は後回しにして、何か、カネになる仕事を探さねば・・・・

 

 

ス:やーれやれ、金、金・・・って、まるでカネの亡者でやんすねぇ。

 

婀:あーほかっ!お主は、RPGでは、そうやって、化生とかを退治していかねば、食ってはいけぬものなのじゃぞ?!

 

 

サ:し、しかしよう、それ・・・・って・・・・・

臾:日頃から、うちらがやっとる事でんなァ・・・・

 

 

婀:それはそれ、これはこれ・・・・と、割り切らぬと、身持ちがせんぞ、二人共・・・。

 

サ:それもそーだな・・・・。

臾:でんな。

 

 

(中々に前途多難のようでありまふ。(^フ^゛)

 

 

 

 

 

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